大宮競輪場(埼玉県)
1949(昭24)年〜

第12回東京オリンピックの開催が1940(昭15)年に予定された
その為
自転車競技場の施設も1930(昭5)年から着工され
陸上競技場の外側に、資材不足の折ドイツ自転車連盟の好意で
日本初となる最大傾斜40度のバンクを持つ
一周500mの東洋初となる近代的施設となるべく工事が本格的に始められていた

しかし
日中事変の影響で第12回東京オリンピックの開催が中止となる
日本は第二次世界大戦での敗戦後
再びオリンピック開催地として立候補し
東京での開催は「
東京オリンピック」として1964(昭39)年に実現した


その
日中事変の際も
自転車競技場の工事は続けられ
1939(昭14)年に
双輪場が、1940(昭15)年には陸上競技場が完成
オリンピックの代わりに
紀元(皇紀)2600年記念東亜大会の自転車競技が
また、陸上競技場では第一回県民体育大会が開催された


その
双輪場を利用して
1949(昭24)年:
東日本初大宮競輪が開催された
東日本では初の競輪がスタートした


その後、関東甲信越静地区争覇競輪、第1回全国都道府県対抗競輪
また関東甲信越静地区争覇競輪、第9回全国都道府県選抜争覇競輪などを催し
その地域対抗戦にも観客は大いに沸き
競輪ブームの火付け役になった



<昭和35年度・大宮市主催・連勝単式勝車投票券>


大宮公園内にはサッカー場、野球場、動物園、陸上競技場などもあり
連日、多くの人達が集まっている



さいたま市大宮区高鼻町